「油」の秘密

好きな食べ物は何かと聞かれたら

「からあげ!!」と即答するくらい

揚げ物も大好きな私。

胸とモモ、どちらがお好みですか??

わたしは断然胸派!!

あのあっさりした中にもジューシーな感じが。。。

ってこの話はもういいですかね?w

でも揚げからめ的感じだとモモのあのこってりジューシーな感じも捨てがたい。。。

あっっっ、、、もういいですよねwごめんなさいw

こんにちは!!しずちゃんです。

揚げ物をするときには欠かせないこの「油」

みなさんはどんなことに気を付けて選んでいますか??

油の種類もたくさんあり、迷ってしまいますよね!

油ってねめちゃめちゃ大事!!!!!

皮下脂肪や内臓脂肪だけでなく

神経細胞や神経組織、細胞膜も油脂が基本となって構成されています

人間の体は「油 」と「水」で出来ていると言っても過言ではありません

油選びはめちゃめちゃ重要。めちゃめちゃ重要なんです!!

そんな「油」のお話していきます!

激安「サラダオイル」の秘密

物価高騰に伴い少しでも節約したいという思いから

つい安いものに手がいきがちになっちゃいますよね

でもその安さには秘密があります。。。

「サラダオイル」と言われる油はどのように作られているか知っていますか??

サラダオイルは

綿実・大豆・ごま・サフラワー・ひまわり・とうもろこし・ぶどう・菜種・米が原材料として使われます

本来、植物油は低温でじっくり搾り取られる「圧搾製法」が主でしたが

それだと時間もコストもかかる。

じゃあどうやって抽出するの?って言ったら

サラダオイルに限らずなんですけど

大量生産された安い油はほぼ100%化学物質を使って抽出されています

危険性の高いと言われている「ノルマヘキサン」を使用して油を抽出し

高温で溶剤を気化させる方法。

普通に絞っただけだと半分ほどしか搾油できない菜種なんかも

原料を捨てることなくほぼ100%使用できるため商品価格が安くなるというお話

ただ使用される溶剤は高温に弱くヘキサンの沸点は69℃

それ以上の温度で加熱すれば蒸発して残らないから安全!ってことになってるんですけど

でも完全に溶剤が取り除けずに一部残る場合もあるという意見もあるのが現実

仮に溶剤の危険性がクリアできたとしても

溶剤を残さないようにするために高温で処理する必要があって

サラダ油の主原料である菜種油や大豆油は「不飽和脂肪酸」がメインなので

熱によって簡単に酸化(劣化)しちゃう

それだけでなく

精製される際に原料の飽和脂肪酸の分子構造が変化し

「トランス脂肪酸」になるそう。。。

トランス脂肪酸って何だ?

「トランス脂肪酸」は

糖尿病、高血圧、コレステロール疾患、ガン、リウマチ性関節炎、アレルギー、うつ、慢性疲労などなど、、、

たくさんの病気に関与すると言われています

ニューヨーク市では使用を完全に禁止しているそうですが

日本では普通に使われているという。。。

しかも原材料には遺伝子組み換え作物が使われているものがほとんど

トランス脂肪酸の代表と言われるのがショートニングとマーガリン

これらはプラスチックとほとんど変わらない構造をしているそう。。。

しかし食品業界では保存性が高い油として重宝されていて

スナック菓子やスイーツなどに多用されているのです。。。

でも「トランス脂肪酸」とは書かれていなくて

「水素化油脂」や「植物性油脂」と書かれているのが実は「トランス脂肪酸」

表示マジックw

また、コーン油や大豆油、紅花油などの植物油に多く含まれる

リノール酸を加熱すると出来る有害物質が

神経細胞を破壊する「ヒドロキシノネナール」

ただでさえ熱に弱い不飽和脂肪酸は

こうして高温で加熱されることで

トランス脂肪酸や

神経毒であるヒドロキシノネナールだらけの油になるということです。。。

そこへ酸化防止剤など様々な添加物を加えられたのが一般的な「サラダオイル」

添加物には欧米で発がん物質として使用禁止になっているものもあるのです。

私が家でよく使っているのは

圧搾製法で作られた「こめ油」

こめ油は植物油の中では酸化しにくい油で

菜種のような独特な香りも少なく使いやすい!!

油は出来るだけプラスチック容器ではなく

瓶詰や紙パックのものを購入しています。

「パーム油」の秘密

日本では市販のサラダオイルをはじめ

マヨネーズやドレッシング、アイスクリーム、化粧品や歯磨き粉にまで使用されている

「パーム油」

パーム油とはアブラヤシという植物から取れる油です

パーム油は大豆油やなたね油と比較して約8~10倍の生産が可能で

単位面積当たりの収穫量が多く

苗を植えれば年間を通して収穫できる時期が約20年以上続くそうで

安価かつ安定した調達が可能なことから

世界中の国がパーム油をインドネシアとマレーシアから輸入しています

食品や生活用品に幅広く使われているパーム油ですが

実は、食品や成分表示などにおける原材料名ではパーム油と記載されることがなく

「植物油」「ショートニング」「マーガリン」「界面活性剤」「グリセリン」と記載されています。

また、原料の表記がされないファストフード店や総菜などの外食や中食など

メーカーや外食・中食産業で多く使われています

パーム油は私たちの生活にとても浸透していて

生活に不可欠なものとなっている一方で

実は大きなデメリットもあるのです

それは

発がん性

輸入の際は長時間海上輸送されるわけですが、そこで品質が劣化してしまわないよう酸化防止剤として食品添加物のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)が大量に使用されます。日本政府は1982年、パーム油に関してBHAの使用を認めました。1998年には、食品衛生調査会でBHAのラットに対する発がん性が確認されて問題になり、政府も使用禁止を検討しましたが、「マウスなどのげっ歯類にのみ見られたものである」との見解を受けて、現在まで使用を認め続けています。

環境破壊

パーム油の消費と生産は増加傾向にあり、それに伴い、熱帯雨林を大規模に伐採し、大型のアブラヤシ農園が次々に作られています。かつて、インドネシアのボルネオ島(日本の約2倍の面積)でも、広大な熱帯雨林が広がっていましたが、アブラヤシ農園の開発に伴い、わずか50年で40%の熱帯雨林が消滅しているそう。森林破壊が進むと同時に、泥炭地の破壊や、森林・泥炭火災に繋がり、野生動物にまで悪影響が及んでいるそう。

人権問題

全長20mのアブラヤシから30kgに達する重量の果房を収穫する作業は、かなりの重労働です。加えて、収穫後は24時間以内に搾油工場に大型トラクターで運ぶ必要があります。このような背景から、強制労働や児童労働が問題となっています。

※「パーム油」は欧米で使用禁止になっている地域もあるそう

油選びのポイント

この現状を知りみなさんはどう思われますか?

始めてこの話に触れた方は

この現状に大きなショックを受けている方もおられるのではないでしょうか。

でもね、現状を知れば変えることができる!!

私たちは自分で選ぶことが出来ます。

私たちの豊かで清潔な生活は

輸入先の豊かな自然や、労働力に依存しており、多くの犠牲の裏で成り立っている

この現実をしっかりと受け止め

知った上で自分はどうするのか。

ちゃんと向き合っていくことが大切だと私は思います。

どんな種類の油を摂るかも大切(最近はn3系の油を取りましょうなんてのも良く聞きますね)だけど

どんな風に作られた油なのかにもぜひ注目して頂きたいなって思います!

あなたの体はどんな油で出来ていますか??

情報は自分でつかみに行くもの。

油選びの参考になれば幸いです♡

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